会社の転送メール
同僚より他の同僚が送ってきたメールを転送してもらった。
下記が全文。
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この前、エレベーターの中で出くわした会話。。。
仕事が終わり、いつものようにエレベーターを待つ俺。
待つこと数十秒、エレベーターが到着し、颯爽と乗り込む。
するとそこには、若い二人の女性が乗っていた。
これ自体は別に普通のこと。
よくある風景の一つだ。
ドアが閉まり、自分の降りるべき階のボタンを押す。
その時だった。
不意に二人の女性のうちの一人が、こんなことを言い出したのであるッ!
「やっぱりハヤいのはイヤだよねえ!?」
俺は驚愕した。
そして、瞬時に色々な想いが頭の中で駆け巡った。
《俺の心の声》
(お、おい! コイツ何言ってんだ!?
そういうのは人がいない時に話せよ!
しかも男がいるときにそんな話すんなよ!
・・・・・・つーか俺にいってんのか!? もしかして俺にいってんじゃねえだろな!?
つーかなんで知って・・・・・・
い、いやいや、そういう問題じゃねえッ!
ちくしょう〜 からかってやがんのか!?
どうせ俺はハヤ・・・・・・・・
ってだからそれは関係ねぇっつーのッ!!)
見苦しくうろたえる俺。
そんな俺に脇目もふらずに相槌を打つもう一人の女性。
「だよね〜! 合わせるのが大変で困るわよ〜!」
この言葉に、再び見苦しく取り乱す俺。。。
「(な、なんだと!?!?合わせてる!?!?
あれは合わせてくれてたのか・・・・・・
『大丈夫!私も満足したから♪』って嬉しそうに言っていたあの笑顔、すべてが演技だったのか・・・・・
なんてこった・・・・・・
俺はエラい勘違いをしていた・・・・・・・・
『また今日も良い仕事しちまったぜ♪』ぐらいに思ってたっつーのに・・・・・・・
なんたるピエロぶりだ・・・・・・・・・・)」
絶望に打ちひしがれる俺。
そんな俺の様子など知ったこっちゃないと言わんばかりに会話を続ける女性たち。
「ホント、もう少しゆっくり歩いてほしいわよねぇ〜
女の足のハヤさに合わせるくらいの優しさは持って欲しいわ!」
・・・・・・・・ッざけんなよッ!!!
歩行スピードのことかよッ!!!!!!
無意味に自己嫌悪に陥っちまった俺の立場はどうなるッ・・・・・・・・・・
主語のない会話がこれほど恐ろしいモンだとは思わなかった・・・・・・・
いやぁ、人間いざとなると一瞬でいろいろな想いが頭をよぎるもんですね。。。
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