雑文

どうして、何故彼女は泣いてるんだろ。泣くならココでなくても良いのに。独りで泣きたいなら自宅の自室で良いんじゃないのか…?これは声をかけて良いものなのか。それとも誰かに声をかけて欲しくてココで泣いているのか?そんな事を考えさせるくらい、彼女は不自然な場所で独り泣いていた。
考えている間に自分の動きが止まっている間に、彼女が気配を感じて自分の方に視線を向けた。視線が絡まった彼女の瞳は無垢な色から、敵意に近いものを持った色に変わっていったのが見て取れた。
あぁ自分を守るために変わる色がかわいいなぁ…。
「あんた何してんの?」
いや、それは自分の台詞だよ。だけど、それは言えず「ごめんね」と呟き、自分はその場を立ち去った。